Balluff社のGuided Changeover Solutionによる部分的なフォーマット切り替えの自動化

以下は、充填ラインをベースにした半自動フォーマットチェンジオーバーのアプリケーション例です。

ボトルへの充填、蓋の取り付け、ラベルの貼り付けから、飲料用木箱への梱包まで、あらゆるポイントでフォーマットの切り替えをサポートするGuided Changeover Solutionをご紹介します。

• チェンジオーバーとランプアップ時間が短い

• エラーの防止と不良品の最小化

• 切替指示書の簡単な作成と管理

• 直感的なステップバイステップのオペレーターガイダンス

• 社内ネットワークや機械制御システムから独立したレトロフィット・ソリューション

BalluffのGuided Changeover Solutionは、異なるフォーマットの直感的で簡単な設定、作業ステップの作成と管理、詳細なオペレータガイダンスにより、安全な半自動フォーマット切替えを可能にします。

異なるフォーマットを設定する場合、当社のソフトウェアは、オペレータにステップバイステップでフォーマットの切り替えをガイドします。そのため、経験の浅い従業員でも、より迅速にフォーマットを調整することができ、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。時間のかかる再調整が不要になります。マニュアルや高額なトレーニング費用は過去のものです。説明書は、常設のパネルとモバイルタブレットの両方に表示することができます。このように、あらゆる切替ポイントでオペレーターを最適にサポートします。

機械は一台一台違います。IO-Linkの幅広いラインナップから、あらゆるアプリケーションの長さ、幅、高さを正しく設定するための適切なセンサーを見つけることができます。当社の識別システムは、交換部品の交換にも対応しています。これにより、最も多様なタイプのチェンジオーバープロセスをカバーすることができます。センサーは、例えば、次のようなことを即座にフィードバックします。

長さや幅が正しく設定されているか、交換部品が正しく取り付けられているか。

当社のデジタルポジションインジケータは、ハンドホイールによる長さ、幅、高さの設定に適しています。

異なる製品サイズに対して、各フォーマットに適したガイドレールの距離は、ガイドチェンジソリューションのソフトウェアに保存されています。そして、センサーのディスプレイには、実際の位置に加えて、新しい目標値が表示されます。これにより、ハンドホイールによる位置の設定がミスなく行えるようになりました。ガイド付き交換ソリューションへのリアルタイムの位置フィードバックにより、正しい設定がソフトウェアの概要にも表示されます。

マスターモジュールと同様に、このポジションセンサーも保護等級IP69kを有しており、ウォッシュダウン環境での設置に適しています。

• 長さ、幅、高さの調整の迅速化

• ディスプレイを利用した直感的なオペレーターガイダンス

• 正確で間違いのない寸法調整

フォーマットが変わると、モノの大きさやパッケージも変わってきます。グリッパーの位置を正しく設定するために、当社の測長システムBTLが使用されています。

ソフトウェアには、受入閾値のほか、目標値や実績値が表示されます。これにより、オペレーターが正しい設定を行うことが容易になります。

• 正しい長さの測定設定を容易にする

• ソフトウェアによる正しい設定の確認が可能

表面に関係なく、物体を確実に位置決めすることができます。光学式距離センサーを使用して、フォーマット調整で距離を設定することができます。この例では、フォーマットのサイズが異なるため、トンネルの高さ調整が必要です。

閾値と最適な距離をソフトウェアに表示することで、オペレータは光学センサーの現在の設定とトンネルの高さに関するガイダンスとリアルタイムのフィードバックを得ることができます。

• 正しい高さの設定を容易にする

• ソフトウェアで正しい設定の確認が可能

交換可能なパーツを自動認識し、交換時に正しいフォーマットのパーツを挿入することができます。これを実現するのが、当社の識別技術です。すべてのチェンジオーバーポイントで、RFIDリード/ライトヘッドが、RFIDデータキャリアを備えたチェンジパーツをチェックします。

要求に応じて、交換部品はRFIDリード/ライトヘッドによって一度だけ識別されることもあれば、常時監視されることもあります。

この例では、交換部品を1回だけ識別する場合を示しています。データキャリアは、例えばボトルサイズ1リットル用のラベルロールにあります。フォーマット変更時には、新しいラベルロールを挿入する前に、RFID読み取り/書き込みヘッドで一度識別します。

• 正しい形式の部品が実際に挿入されていることを確認する。

• 異なる変化部分を一度に検出

交換部品が正しいものであることを恒久的に保証するために、RFID読み取り/書き込みヘッドを使用して交換部品を交換ポイントでモニターすることができます。

この例では、特定のボトルサイズに対してガイドレールを常時監視しています。

• 正しい形式の部品が実際に挿入されていることを確認する。

• フォーマット部品の常時監視

スマートライトなら、フォーマットパーツがどのように設定されているか、常に把握することができます。システムの状態を確実に監視し、フォーマット変更の進捗状況を可視化してオペレータをガイドします。

生産時には、フォーマットパーツの正しい位置と設定をモニターします。

• フォーマット部分の設定をリアルタイムにフィードバック

• エラー検出と訂正の高速化

Smart Light Indicatorにより、機械の個々のメイクレディポイントの正しい設定を確認することができます。

Smart Light Indicatorの色を変えることで、正しい交換部品の使用や適切な長さの設定を交換時に直接視覚的に確認することができます。これにより、HMIで設定を確認するために歩く距離を短縮することができます。

• フォーマット部分の設定状況をリアルタイムにフィードバック

• 設定したポイントが正しく設定されると、ダイレクトにフィードバックされます。

当社の中央ネットワークモジュールは、接続されたすべてのセンサーからデータを収集し、Guided Changeoverソフトウェアとの通信を確立します。また、センサーの設定やパラメーター化はすべてネットワークモジュールを介して行われます。

異なるハウジングバージョンでは、マスターモジュールは環境条件に適応します。特に食品・飲料業界向けには、ウォッシュダウン環境での設置に適した保護等級IP69kまでのモジュールを提供しています。

• 迅速な統合とシンプルな設定

• 一貫した診断

• 保護等級IP69k（ウォッシュダウン環境用

• 強力なエンドツーエンドネットワーク